手紙にまつわるストーリー|バイオタイド

律儀な教え子からの合格報告の手紙

以前頼まれて一年間だけ小学生の女の子の家庭教師をしたのですが、その子から3年ほど経って手紙が届いたことがあります。内容は、とても可愛らしいものでした。

中学受験を一年後に控えた状況で両親はイライラしていたし、公立小学校だったので中学校を受験するのは自分だけ。

いつもニコニコ笑っている子でしたが、本当はすごくストレスに感じていたと書いていました。

でも、自分自身も目標があったので私立中学に入りたいし、努力もしている。なのに結果が出ないしどうすれば良いのかわからなくて頭がいっぱいいっぱいになっている時に家庭教師としてきたのが私だったそうです。

この子は遠縁の子なのですが、当時は私の家と近かったので親戚だしということで私が行くことになりました。もちろん普段から交流が無いのでどういう子なのかもわからなかったですし、私自身も不安でした。

実際に会ってみると本当に良い子ですごくホッとしたのですが、彼女も無理していたんだなぁと思うと気付いてあげられなかったことに申し訳なく感じてしまいます。

しかし、手紙の内容というのは高校に合格したことの報告でした。

合格報告の手紙

塾にも通っていたそうですが、先生からはしっかり基礎が出来ていると褒められたそうです。当時、しっかり基礎固めをしましたのでそれが今に繋がったのだと3年も後なのにわざわざ報告をしてくれました。まだ高校生なのですが、すごく律儀な子ですよね。

でも、彼女が伝えたかったのは合格の報告だけではないと思います。

とにかくその高校に入ることを目標に頑張っているというのは知っていましたので、その夢が一つ叶って気持ちが少しスッキリしたのでしょう。

だからこそ当時辛かったことを手紙に書いたのだと思います。